パーソナルカラー診断のあと、どうしてつまづくのか?なぜ一回の診断で腑に落ちないのか? 今回はこのテーマで考えて行きたいと思います。
理由は4点考えられます。
・2番目に似合う色が鍵になっていることを伝え切れていない ・季節を跨いでいることが多い ・専門家でも間違うことがある ・劇的効果を感じる人が少ない
これらについて深掘りして考えていきます。
2番目に似合う色が鍵になっていることを伝え切れていない
実は一番似合うタイプを伝えるだけでは、完全に似合う色を伝えたことにはなりません。2番目に似合う色がどの季節の色かによって、その人の傾向がはっきりとわかるのです。
例えば、イエローベース春タイプでセカンドカラーが夏タイプ。これは明度の高い色が得意だという傾向を持ちます。黄みがかった色が苦手な人さえいます。この場合、高明度の色が似合って、黄みの強い色が似合わないということを伝えることが必要と言えます。
季節を跨いでいることが多い
上記と若干被りますが、似合う色が季節を跨いでいることはよくあることです。夏タイプと冬タイプを跨ぐ人は、ブルーベースが共通項で青みが得意な傾向を持ちます。けれども冬タイプのあまりにビビットな色は苦手で、似合う色が比較的低彩度な色であったりするのです。
この場合は、青みのある色が得意だけれど、あまりビビットな色は得意ではないことを伝えなければなりません。
専門家でも間違うことがある
パーソナルカラーにおいて100%の正解というものはありません。80%の人が良いと感じる色をカラリスト自身が良いと思える能力がいるし、そのために日々勉強をしています。しかしそれでも主観が入る場合もある。
例えばイエローベースの色を当てて、肌の色を見たとき、黄ばんで見えると判断するか、顔色が良くなったと判断するかで診断が大きく変わります。こればかりはカラリストの更なる勉強に期待するしかありません。
劇的効果を感じる人が少ない
パッと見、春タイプ で実際も春タイプという人はそれほど多いわけではありません。ドレープを当てることで正確な診断ができますが、劇的な変化がある人ばかりでありません。
もちろんパーソナルカラーによって魅力は増すし好印象になるにもかかわらず、過度に期待をし過ぎて劇的効果がないことにがっかりしてしますケースもあるのです。実際には魔法はありません。これは自身の期待を過度にしないことで回避できるでしょう。
パーソナルカラー診断のあと、どうしてつまづくのか?なぜ一回の診断で腑に落ちないのか?という問題について考えてきました。
現在、パーソナルカラーを平易に行えるツールがとても増えています。カラリストに見てもらい、結果がわかっているかたでも、アプリなどを使ってセルフ診断してみることもあるでしょう。すると全く違った結果が出て戸惑うかもしれません。
有料のカウンセリングを受けたかたは、その結果を信じましょう。アプリなどのツールを使う場合も、信頼できる人に一緒に見てもらうなどの工夫をして、客観的目線を持ち何を信じるか決める姿勢が大切になります。